【記 録】（モンプラン登頂部分）
（８月１日）
朝から小雨模様。サンジョベーゼから8:30発のケーブルに乗り込む。乗客は自分 とガイドの2人。ニーディーグルの1駅手前までの運行。
標高は2300m。そこからまずはテートルースを目指す。岩稜帯の道をひたすら登 る。3100mのテートルース小屋に11:30頃到着。そこから核心となるクーロワールのトラバースとなる。
この夏猛暑による落石で4人が亡くなっておりモンブラン登 山が閉鎖されていた所だ。このあたりから本格的な雪に変わる。 素早く通過し、あとはグーテまで3級程度の岩登りに終始する。
ガイドのペースは 非常に早い。コミニュケーションは片言の英語でかわす。約2時間で3800mのグーテ小屋に到着する。小屋の宿泊者は20名程度と少なく日本人
は自分だけだ。
やや息苦しさを感じ脈も速いが気分の不快はない。 小屋は綺麗でモダンな造り。バーカウンターもある。食事もオーブンで焼いたポテ トとチーズのグラタン風な料理など非常においしく頂く。
（８月２日）
3時起床し4時過ぎに出発する。天気はすっかり回復し月明かりが眩しい。寒さも あまり感じず、温かい印象。昨日の雪は20cm程積もった様子。
ガイドと2人のためか歩 く ペースも早く他のパーティーをどんどん抜いて行く。途中クレバスの通過があり 慎重を要す。ほとんどがリッジの雪稜をたどる。陽のあたらない所はやはり雪面は硬い
。
9時前念願のモンブラン山頂4160mに到着。後続パーティもぞくぞく登頂し祝福し合う。3 60度の大展望でミディをはるか下に望む。遠くはマッターホルンやモンテローザも見え
た。
10分程度写真などを撮り下山にかかる。下りは来たトレースをスピードをあげて 歩く。
11時過ぎグーテ、テートルースに13時、ケーブルの駅に15:30頃。1時間の 待ちでケーブルに乗車しサンジョベーゼに到着しガイドと別れる。やはり体力が
ないと登れない山であることを実感した。
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